手のひらの苺ころがす家路かな

土は、きびしい。と思いきや、やさしい?

はじめて、畑で果物が収穫できました。


結果オーライ!?

言い訳以外の何物でもありませんが、4月以降、加速度的に忙しくなり、畑にかんしては、大雨の翌日に様子を見に行く程度の世話しか出来ていませんでした。

そんないい加減な主人のもと、二十日大根は一応収穫できましたが、畝を作った際にダメもとで植えた、去年のイチゴの苗はあまり変化が感じられませんでした。

「ダメか・・・」

そう思い、畑はもっぱらジャガイモの生長を楽しみにしていましたが、今朝思い立って様子を見に行くと、見慣れぬ赤い実が。

「イチゴや!」

思わず駆け寄ったのは言うまでもありません。

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イチゴの自然な甘味

畑の持ち主が防獣ネット対策をしてくださっているおかげで、猿や鹿にも食べられず育った、幸運なイチゴ。

赤みがさしている実を2粒持って帰りました。

たいして何も手を掛けていないのに、ひととおり子供自慢(?)

そして、妻とおそるおそる1粒ずつ食べてみたところ・・・

「イチゴや!」

同じ言葉が口をついて出ました。

イチゴからすれば当然でしょうが、育て親にとっては嬉しい誤算。田んぼのぬかるみが残る厳しい環境で、よくぞここまで育ってくれた、と驚きと喜びの気持ちでいっぱいになりました。

自然の神秘に感謝して、太陽の恵みと、恵みの雨に、作物たちの生長をゆだねてみようと思います。(ほったらかしにする訳ではありませんよ!)

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今日の一句

手のひらの 苺ころがす 家路かな

てのひらの いちごころがす いえじかな

季語:苺(夏)

思いがけず収穫できた、ころんと小さな苺2粒。

スーパーの生鮮食品コーナーで見かけたら素通りしてしまいそうな見た目ですが、わたしにとっては可愛くてしょうがありません。手に載せて、つぶれてしまわないよう注意して家まで運びました。

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