早稲田大学の姫路OB会ご一行が、神河町にお越しくださりました。
ここに暮らし始めてから、不思議なご縁がつながっていきます。
(写真はご参加者の了承を得て掲載しております)
姫路出身のOBにとっても新鮮?神河町日帰りツアー
2015年初頭、久しぶりに出席した姫路OB会の新年総会。
今となっては大きなクライアントでもある姫路出身のOBに近況をお伝えした際に、「神河町・・・って、あぁ、あのあたりか。ほな夏ぐらいに、バスチャーターしてそこで若手の会をやろか」とご提案いただいたところから、今回の企画がスタートしました。
リクエストは、バーベキュー。
最初は谷間の家さんきらで行おうかと考えたのですが、どうやっても予定の20人はおさまりそうにありません。
また、近くの川でおりられるところを探しましたが、天候に左右される上、ノウハウの無いわたしたちがイチから準備するのは不安もあります。
そこで”灯台もと暗し”だったのが、近くのホテル・モンテローザ。
立派なバーベキューサイトが備え付けられており、宿泊客以外でも貸切利用が可能です。
また、幸運なことに、ホテルモンテローザは、妻が独立前に働いていた保養施設の運営会社が4月に運営を引き継いだばかり。
顔なじみのディレクターが相談に乗ってくださり、「大切なお客様なので・・・」と相談したら、プラン内容や備品など色々と配慮してくださいました。
旧大河内町満喫コース
当日の行程は、砥峰高原散策~ホテルモンテローザBBQ~谷間の家さんきらティータイム。
神河町の飲食店や観光スポットは、合併前の旧神崎町側(東側)に集中していますが、今回は、旧大河内町のスポットめぐりの趣きです。
砥峰高原は、雨あがりで少しけぶっていましたが、青々としたススキはこの季節がベストと管理人さん談。
初めて訪れた方が多かったようで、「気持ち良い」「空気が良い」という声があちこちから聞かれました。
高原を歩いて少し腹ごなししたあとは、おまちかねのバーベキューです。
食材は、ここだからこそできる田舎フルコース!
香住の海鮮、但馬牛、ハンターさんから直接譲っていただく猪肉、季節の無農薬有機野菜など、ほぼすべて”顔が見える”食材という、贅沢きわまりないバーベキューになりました。
お腹もいっぱいになったところで、賑やかな雰囲気からは一転、谷間の家さんきらへ。
離れの苔庭を眺めながら、手摘みのお茶と『楽や』さんのお菓子を楽しんでいただく時間。
突然の大雨に見舞われましたが、それも一興(?)。輪になって、これからチャレンジしたいことなどを語り合いました。
会長がおっしゃっていましたが、OB会は年に1~2回程度のペースなので、次に会ったときに顔と名前が一致せず・・・ということも起こりがちです。
わたしもなかなかコンスタントには参加できておらずよく分かるのですが、この日一緒に過ごした皆さんとは一気に距離が縮まった気がします。
田舎の雰囲気、特に古民家の雰囲気は、人と人との距離を縮める力があるのかもしれないと感じました。
明けて翌朝は・・・。
大きなイベントが終わり少しゆっくりしたいところでしたが、翌朝は朝8時から猿よけ電気柵の補修点検。
余韻に浸る間もなく、”村の日常”が始まりました。
作業や食事の最中には、特に前日の話は出ず、
「途中から雨も降っていたし、あまり皆さんは気づいていなかったのかな?」と思いましたが、さにあらず。
食事の用意をしてくださっていた婦人部のあいだでは、
「昨日、おたくに神姫バス停まっとったねぇ」
「早稲田って書いとったなぁ!」
「神河町ええとこやから、街の人喜んではったやろ~」
と、けっこうその話題で盛り上がっていたそうです。
悪いことは出来ません。
今日の一句
避暑の地の村人暑さを嘆きたり
ひしょのちの むらびと あつさをなげきたり
季語:避暑(夏)
街から来てくださった皆さんは、高原の涼やかな気候に大喜び。
ところが、わたしをふくめ村人の挨拶は「最近暑いねぇ」。
外から来られる方のおかげで、土地の魅力に気がつきます。