私たち夫婦が暮らす神河町は、兵庫県のちょうど真ん中あたりに位置する町。
松山ケンイチ主演の映画『ノルウェイの森』
現在放映中のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
などなど映画やCMのロケ地にもなっている砥峰高原や峰山高原を擁する、水と緑の豊かな地域です。
わたしたち夫婦が暮らす「長谷(はせ)」地区の大川原(おおかわら/おこら)集落。
居住人口の半数以上が65歳以上のいわゆる”限界集落”。
今後、社会的共同生活を続けていくのが困難になる可能性が高いと言われている集落にあたります。
「限界集落」と聞くと、なんだか暗~い雰囲気がイメージされるかもしれません。
ところが実際に暮らしておられる方はパワフルで若々しく、実年齢が嘘のよう。
地域の行事で村人が一同に集えば、それはもう大変な賑わいです。
やわらかい高原の風と渓流のせせらぎに包まれながら、長谷では今日もゆるやかな時間が流れています。
そんな、神河町長谷で暮らし始めた実感を詠んだ一句です。
高原の息吹湿るや長谷住まい
こうげんの いぶきしめるや はせずまい
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