気温も上がり、だんだん過ごしやすい気候に。
田植えの準備が本格化してきました。
じょうぶな畦づくりを目指して
この時期の重要な作業のひとつが、田んぼの壁といえる畦の舗装=”畦塗り”です。
”畦塗りは、田んぼの土を、田んぼを取り囲んでいる土の壁に塗り付けて、割れ目や穴を防ぐ防水加工をすることです。小さなヒビや、モグラやケラが開けた穴から水が洩れるのを防ぎます。水が洩れると、水管理が困難になるだけではなく、除草剤や肥料の効果も低下します”(くぼたのたんぼ)
効果的に水を張るため、湛水性の高い(水が抜けにくい)畦づくりが求められます。
畦のバリエーション
土づくりや育苗も農家それぞれなら、畦の工夫も十人十色。
よく見かけるのは、畦シートです。
田の輪郭に沿うようにシートを張り、竹を縦割りした杭で打ち付けていくのがスタンダードです。
状態によっては複数年使用することもできそうですが、毎年交換している人もいます。
少しグレードアップして、コンクリートブロックを導入するところも。
湛水効果抜群なのはもちろん、畦塗りや草刈りが不要となるため大幅な負荷低減となります。
ただし設置コストが高いことがネックです。
わたしたちは米づくりを教わっている先輩と同じく土畦。
田んぼの泥を持ち上げてプレスしていきます。
(オペレーターさんにお願いする費用は1m100円ほど。他に比べると安価です)
かつてはジョウレンという道具を用いて人力で作業していたそうなので、それを思えばずいぶんありがたい時代です。
田んぼの土のみで作られる省エネな方法ですが、欠点はいずれ雑草が生えて崩れてしまうこと。
また土畦に限りませんが、どこからかモグラに掘られはじめると補修に追われる羽目になります。
(畦がゆるむと、体感的に分かるほど水の減りが早くなります)
今年は農薬を使わない農法に初挑戦。
(といっても稲作2年目ですが・・・)
除草剤を使わず雑草の繁殖を抑えるためには、田植え前の水量保持と温度管理が生命線となります。
おいしく安全なお米を作るため、身を引き締めて今シーズンの作業に臨みます!
今日の一句
畦を塗る 田の一年をなぞるごと
あぜをぬる たのひととせをなぞるごと
季語:畦塗(春)
思えば、お米を作ると決意したのは昨年の今ごろ。
一年を経ていびつになった土畦の表面が、じわりじわりと塗り固められていきました。
(俳句において「ごと」は「如し」の意味で使用されます。)