秋まつり神主纏う牛の紋


30数戸の住民で管理する大歳神社にて、今年も小さな秋祭りが執り行われました。

わたしにとっては2度目の秋祭りです。


平成27年度の収量は??

区長が冒頭のあいさつで引用されてましたが、農林水産省の作況調査によれば、平成27年度の近畿の収量は平年比99%。ほぼ例年並みです。

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農林水産省HPより引用 http://www.maff.go.jp/j/tokei/sokuhou/suitou_150915/index.html

ちなみに谷間の家さんきらは、10a=1反あたり507.7kgの収量だったので、ほぼ近畿の平均値ということになります。(ちょっと安心)

農家によって出来不出来はあるものの、大川原集落も例年並みだったようです。


大川原集落の秋祭り

播州の秋祭りといえば、松原八幡神社(灘のけんか祭り)大塩天満宮魚吹八幡(うすきはちまん)神社などが有名です。

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豪華絢爛な屋台の練り合わせ、はげしくぶつかりあう神輿など、播州の血気が最高潮に達する賑やかなお祭り。

一方で、わが大川原集落大歳神社秋祭りは、屋台も神輿もありません。

<大川原 大歳神社秋祭り>

2015年10月12日(月・祝)

11:00~   大歳神社にて神事

11:40ごろ~  公民館に移動して直会(なおらえ)

15:00ごろ   解散

幟たてや周辺清掃などの準備は主に神社役員さんが事前に行い、氏子は当日11時に大歳神社に集います。

神主さんはおそらくわたしと同世代の若い方ですが、ご祈祷の声には厳かな響き。

「天照大神」や「大川原」など単語を飛び飛びで聴きながら、大きな天候災害や凶作にも見舞われず無事収穫を迎えられた喜びをしみじみと実感しました。


その後はお待ちかね、婦人部のふるまいによるご馳走いっぱいの直会(なおらえ)です。

お神酒で乾杯したのち、当日参加できない方からの御酒の差し入れが全員の前で披露され、ビールと熱燗が慌ただしくテーブルを行き来します。

目玉は、丁寧に下ごしらえした具材を大きな鍋で煮込んだおでんと、炊き込みご飯

オードブルもたくさんあり、若手の私でもお腹いっぱいになりました。


米を歓び、米を語る。

話題の中心は、もちろん「お米」。

 

「今年はよう取れた」

 

「わしとこはあかんかった」

 

「来年は、秋の有機肥料のやり方を変えようか思とんや」

 

あちこちで、米作りへの愛あふれる語らいが繰り広げられていました。

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大きなお祭りのような派手さはないけれど、自然の恵みに感謝し、その喜びを仲間と分かち合うひととき。

秋祭りの原点ともいえるものが、ここにはあります。


今日の一句

秋まつり 神主纏う 牛の紋

あきまつり かんぬしまとう うしのもん

季語:秋祭(秋)

空色の神官装束に施された、牛の丸紋。

祈祷する背中を見つめながら、家ごとに牛を飼い、大切に育てていた時代を想像しました。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

2件のコメント

  1. 情緒ある祭りもいいですね。
    うちの近所の祭りも、1個目が終わりました。
    行列に参加する子供の数も減り、いろいろ変わって来ましたが、それでも小さな子供がはしゃぐ姿を見ると、続ける価値があるのかもと思います。

    1. こちらは、参加する子どもは一人もいませんでしたが・・・(笑)
      隣の集落では獅子舞もあり、家族連れで参加する姿も人もいたようです。
      秋の実りをみんなで祝うという文化を、幼少時から体感するのは大切なことだと思います。

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