旧大河内町と旧神崎町が合併して10年。
10周年記念事業で制作された町勢要覧に、移住してきた若い夫婦として掲載されました。
”移住者”としての初インタビュー
役場の総務課から取材の打診があり、京都の出版社さんから取材を受けたのは今年の6月。
2012年に妻が開業して以来、夫婦で何かとお世話になっている元・地域振興課の職員さんが推薦してくださったそうです。
谷間の家さんきらとしてではなく、都市部から移住してきた夫婦としてのインタビューは初めて。
これまでの経緯や今取り組んでいることを話していると、2年足らずの間にずいぶん色んなことがあったなぁと感じました。(過去の記事をご参照ください)
神河町10周年記念パンフレットの中に・・・。
「そういえば、あの冊子っていつ届くんだろう?」
と思っていたら、10月下旬に、広報かみかわと同封されてポストに入っていました。
手に取るとほどよい厚みがあり、表紙はしっとりと落ち着いたトーン。
中を開いてみると・・・
なんと、「住むならやっぱり神河町」という町のスローガンを掲げた巻頭特集に、長谷の風景をバックに笑顔で立つわたしたち夫婦!
思っていた以上に目立つ扱いで、二人して「えぇっ!?」と声を発したのは言うまでもありません。
「本当にわたしたちで良いのだろうか」と戸惑いながら、これが町内に全戸配布されている事実を想うのでした・・・。
当面、マックスバリュ神河店に変な格好で行くのは控えようと思いました。
神河町の若手の一員として
数日後、地域の人が集う場所に行く機会がありました。
10月30・31日に催された「ふれあいマーケット長谷店」の2周年感謝祭です。
運営母体の会長や、大川原をはじめ各区の区長がずらり勢ぞろい。
案の定というべきか、顔を合わせたとたん
「町勢要覧、載っとったのぅ~」
「見たで!」
と色々な方からお声がけをいただき、嬉し恥ずかしでした。
わたしたち夫婦が何か特別なことをしている訳ではありませんが、神河町に限らず人口減少が進む地方自治体にとって、特に若者世代の定住・移住促進は喫緊の課題。
空き家の利活用推進や若者世帯向けの家賃補助など、いちはやく対策を打ち出してきている神河町として、ひとつのモデルケースとしてわたしたちに希望を見出してくださったのかもしれません。
これからも地に足を着けて暮らしを営みつつ、移住を検討している若い人たちの相談に乗るなど自分たちにできることに取り組んでいけたらと思います。
今日の一句
朝露に やや光りたる 木の実かな
あさつゆに ややひかりたる このみかな
季語:木の実(秋)
木の実は、どんぐりの総称。
時が熟すとひとりでに実を落とすどんぐりが、思いがけないところからぽつぽつと降ってくるような一年です。