全国の地方自治体に広がっている地域おこし協力隊。
神河町では、初の隊員が奮闘しています。
「味噌づくり体験イベント」by地域おこし協力隊
一口食べればその虜になる、手作りの味噌。
神河町作畑の『やまびこ学園』内「神河町地域交流センター」にて、味噌作りの体験イベントが実施されます。
発起人は、昨年10月から神河町の地域おこし協力隊として活動されている小寺さん。
彼女の登場により、デスクを置く地域振興課にいっそうの活気が生まれています。
色んな夢や想いをもって、神河町に飛び込んできてくれた小寺さん。
地域の行事にも積極的に参加し、行政関連のfacebookアカウント発信など多方面で活躍中です。
急募!神河町の地域おこし協力隊
先日、姫路で行われた大学OB会に出席した際、
「神河町って、今すごい盛り上がってるなぁ」
と色々な方から言っていただきました。
たしかに、民放、ローカルテレビ、新聞にラジオとメディアで神河町が取り上げられることが多く、「映画のロケ地」「空き家を活用したお店がたくさん」というイメージはだいぶ浸透してきているように感じます。
その一方で。
意外なことに、地域おこし協力隊の募集は2015年度からスタートとやや後発組。
いまや募集を行う自治体がひしめき合う状態となっており、希望者は比較検討して決める時代になっています。
※地域おこし協力隊のポータルサイトでは、待遇やエリアなどで自治体を検索できるようになっています。神河町は一時的に掲載休止中ですが、近日再UP予定です。
神河町では今年度4名の募集を行っていたものの、採用が決まったのは小寺さん1名のみ。
来年度に向けて、引き続き隊員を3名募集しています。
地域おこし協力隊の募集について(神河町地域振興課 地域振興係)
先進地区・岡山県美作市の事例
この分野における先進地区といわれる岡山県美作市では、MLATと呼ばれる地域おこし協力隊員が約10名ほど在籍しています。
メンバーが市内の数エリアに配置され、独自にプロジェクトを立ち上げるなどさかんに活動が行われています。
「棚田再生」「自伐林業(鬼の搬出プロジェクト)」「古民家再生」をはじめ、特産物や民芸品のブランド化も展開。
2年ほど前、梶並地区に暮らす山本敦史、侑香夫妻に周辺を案内してもらったことがありますが、話を聞いていると、隊員のワゴンで野菜の行商に一緒に行くなど、良い意味であまり垣根がない印象を受けました。
当時はわたしたち自身の暮らしも手探り状態でしたが、今は、美作のような複合的な取り組みが神河町で展開されるイメージは出来る状態になってきました。
ひとつのモデルとして、これからも目が離せない地域です。
<参考>
①greenzの紹介記事。面白いです。↓
限界集落を”集楽”に!美作市地域おこし協力隊が ”全国最強”とよばれる秘策とは?
②美作市地域おこし協力隊の募集要項(ポータルサイトJOIN)
⇒ iPadやPCの無償貸与(但し条件付き)など、長年の活動で生まれてきたニーズを踏まえている感じがします。
神河町は、これからが面白い。
言葉はアレですが、地域のアタリハズレもあるといわれる地域おこし協力隊。
神河町の場合、その仲間がまだ少ないことを不安に思われるかもしれませんが、言ってみれば新規店舗のオープニングスタッフ。
他地域のトライ&エラーを参考にしながら、神河町にふさわしい活動を独自に開拓していくことができます。
これは、パイオニア精神あふれる方にとっては大きな魅力ではないでしょうか。
また、地元びいきを差し引いても、神河町は地域の方が「新しい人を受け入れてくれる」雰囲気があります。
(わたしたちがその実例かもしれません)
きっと、あたたかく刺激に満ちた隊員ライフが待っているはずです。
という訳で・・・
東京、大阪をはじめ都市部で暮らす皆さん、パイオニア精神あふれるお友達を是非ご紹介ください!
今日の一句
豆の粒 選り分けてゐる 師走かな
まめのつぶ よりわけてゐる しわすかな
季語:師走・十二月(冬)
寒の入(新暦1月6日ごろ)から立春の前日までを「寒(かん)」と呼びます。
ひと粒ずつ感触をたしかめながら、味噌づくりの準備を進めていきます。