あちこちを飛び回り、田舎の仕事は溜まるいっぽう。
いざ手を付けるも、これがなかなか要領よくいかず・・・。
はじめての替刃交換
田舎の生活に欠かせないアイテムといってよい草刈り機。
昨年に義父から譲り受けて以来、村の清掃行事や田んぼ周辺の草刈りに大活躍です。
ところが、最近どうも切れ味が悪いと感じるように。
気になって周りに聞いてみると、多い人ではなんと月に一度も刃を替えているとのこと!
といっても、そのあたりは個人差がかなりありそうです。
ラケットのガット交換と同じようなものなのかもしれませんね。
(プロの場合、夏場は特に試合中にラケットごと交換することも珍しくありませんが、わたしは切れるまで替えていません・・・)
理にかなった方法が「楽」
思い立ったが吉日!
といきたいところですが、着手できたのはお盆休みの入り口である「山の日」。
替刃は手に入れていたので、
「あとは付け替えるだけ」と思っていたら、ここからが試練でした。
刃の裏側のナットを外せば良いのですが、ナットをそのまま回すと刃がくるくると回ってしまいます。
そのため、棒のようなもので回転を止めて作業するということは知っていました。
ところが、どこを見回しても棒をさせるような場所がないのです。
できれば近所のかたに実物を見てもらいながら教えてもらえると有難いところですが、お盆の時期にこんなことで手伝ってもらうのはさすがに気が引けます。
そこで、妻から義父に電話で聞いてもらうことに。
言われた箇所を二人で見てみると・・・
棒をさす穴が草でぎっしり目詰まりしていることが判明!
竹串で草を掃除して、まっすぐな棒を通せるようになりました。
あとは刃の裏側のナットを六角レンチで外すだけです。
しかしどれだけ力を入れても、うんともすんとも言いません。
大きく深呼吸して、
「ふんっ」
とめいっぱいの力でレンチを回すと
「グリッ」と少しだけ手ごたえが。
「やったか!?」
と二人でチェックしましたが、ナットはまったく元のまま。
代わりに、つっかえ棒として突っ込んでいたドライバーの先が曲がっていました・・・
「やり方は合ってるはずやのになぁ・・・しばらく手入れしてなかったから硬くなってるんやろか?」
途方に暮れながら、諦め半分にネットで検索。
すると、1ページ目に下記の記事が出てきました。
「刈払い機のメンテナンス|チップソーの交換(」草刈りのやり方が簡単にわかるサイト)
マニュアルの手順を読んでみると、
「刈払機のナットは逆ネジになっているので、緩めるときは時計回りに回します。」
「と、時計回り・・・!??」
そうなのです。
わたしたちはずっと、反時計回りにナットを回し続けていたのです!!
それは外れる訳がありません。
書いてある通りにしてみたら、今までの苦労が嘘のように、いとも簡単に外れました。
折れ曲がったドライバーには本当に申し訳ない限りです。
こんなトラブル、村の人からすればきっと考えられないことだと思います。
自分で出来ることをひとつずつ増やしていけたらと思う、3年目の秋です。
<参考記事>
「刈払い機のメンテナンス|チップソーの交換(」草刈りのやり方が簡単にわかるサイト)
今日の一句
錆び付きし 刃研ぎたる 残暑かな
さびつきし やいばとぎたる ざんしょかな
季語:残暑(秋)
まだまだ暑さの厳しい折、草刈り機にはもうひと仕事してもらわねばなりません。
錆び付いた刃を新しい刃に付け替えて、農園に向かいました。