草の穂や畝をいずこへ築くべき

「やります」と言って実現できない時間は歯がゆいもの。

ようやく、参加型農園立ち上げのメドが立ちました。


草の勢いにギブアップした夏・・・

神河町から借り受けることになった、ホテルモンテローザそばの約7畝(0.7a)の遊休農地。

自分たちで農地として利用するにはあまりに大きく、必然的に「借りるならいろんな人に使ってもらいたい」という考えに至りました。


だいたいの区画イメージも固め、

ホテルモンテローザさんにも農園利用者に特典をご用意いただけることになり、

トラクターを持っている同世代の友人が掘り起こしてくれることになり・・・

順調に思えましたが、夏本番に入ってからは苦難の連続でした。

一度はすべて地肌の土が見えていたましたが、夏の勢いで一面あっという間に雑草の草原に!

しばらく使われていなかった農地なので雑草も手ごわく、7畝の農地と畦をすべて刈ろうと思うと一日仕事。

今年は田んぼの草取りにも追われていたので、事務所の仕事が落ち着くと

「田んぼか、農園か」

の究極の2択を迫られるのでした・・・。


救世主・奈央!

そんなこんなでズルズルと後手を踏み続けた今年の農作業ですが、秋に入ってお米は無事収穫。

草の勢いにもかげりが見え、

「今がチャンス!」

とばかり農園に通い始めました。


まずは区画を整理するために、大型メジャーで計測&仮杭うち

わたしが全体の草刈り。

妻はその草を拾って「草マルチ(抑草)」にするなど畝まわりの世話。

(こんにゃくいもや黒豆などを栽培中。黒豆は上出来!)

草刈りがひと段落してからは、備中鍬で土おこし

そんな行程を経て、だんだんと農園らしくなってきてようやく「楽しさ」が生まれてきました。


個人的に、このモチベーションの源のひとつとなっているのが新設の木の看板

ちょっとおしゃれなフォントを妻がトレースして仕上げてくれました。

(オイルステイン+油性ペンキ。仕上がりはFacebookよりご覧ください!)

睡眠を何より愛するのんびり屋ですが、ときどき神がかり的な才能を発揮するパートナーです。

~”通える田舎”で育てる大地の恵み~

『sankira green-farm』 

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【お問い合わせ】谷間の家さんきら 0790-35-0673

 


今日の一句

草の穂や 畝をいずこへ 築くべき

くさのほや うねをいずこへ きずくべき

季語:草の穂・草の絮(秋)

ふわふわと今にも飛んでいきそうな、秋の草穂。

何もないところに畝を作る心持ちもまた、ふわりと所在がありません。

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