農業を通して、親子でコミュニケーション?
運営する共同農園に動きが出てきました。
みんなでつくる農園
2016年の3月より、長谷地区重行集落にある町の農地を借りて管理しています。
ホテルモンテローザ近くの開放的な立地にあり、面積は約0.7a。
水稲栽培ならまだしも、個人の畑として使用するには持て余すほどの広さです。
そこで、自分たちも野菜を作りながら区画オーナーを募り、
有機農法による共同農園「sankira green-farm」。
として運営することにしました。
長年放置されていた農地のため、借り受けた当初は特に、根の太い雑草に四苦八苦。
「雑草が青々と茂っても、それはそれで良しとする」
やや言い訳めいたネーミングでもありますが、その名の通り(?)雑草が幅をきかせています・・・。
そんな中、ボランティアスタッフを兼ねて隣村の男性が区画B(2m×2m)を借りてくださることになり、農地運営が前進。
さらに、この5月からは神河町内で活動している子育て自主サークルが区画A(5m×5m)のオーナーに。
あえて開墾から取り組み、子どもたちと一緒ににリアルな野菜づくりに取り組んでいくプロジェクトが始まりました。
初回は雑草取りのみ行う予定でしたが、4家族の力が合わさり、あっという間に完了。
そのまま畝づくりも行うことになりました。
お母さんたちが鍬を振る横で、カエル探しやクレーンごっこに興じる子どもたち。
好天の下、大人も子どもも時間を忘れて没頭していました。
みんなで作業をしていると、顔見知りの本村のおじさんが登場。
「ぼく、どこから来たん?」
「カエルやったらこの辺にもようけおるで」
いつも以上に朗らかな笑顔。
子どもたちとのコミュニケーションを楽しんでおられるように見えました。
もしかしたら、他地域の子どもが長谷地区で土に触れている光景は珍しいのかもしれません。
子どもたちにとって、いろいろな植物や生き物が共生する農園は遊び飽きないテーマパーク。
また、ご父兄はオーナーの顔が見える農園で親子の農業体験ができることに価値を感じていただいているようす。
面白いことになっていきそうな兆しを感じます。
今日の一句
摘草の 母の背を追う 童かな
つみくさの ははのせをおう わらべかなく
季語:摘草・草摘む(春)
「摘草」とは、野に出て、ヨモギやセリなど食用の野草を摘むこと。
一本一本ていねいに草を摘んでいくお母さんのあとを、子どもが追いかけていました。
新緑の五月、爽やかな写真と句に、清々しい気持ちになりました。
kajiyano、そして、sankira green-farm、貴士さんと奈央さんの手がけていかれる場所が、やさしくて、大好きです♪
いつも応援してくださりありがとうございます。
本当に清々しい気候の中、子どもたちが元気いっぱいに自然と戯れている姿を見ていてなんだか癒されました。安全でおいしい食べ物を少しずつ育てていけたらと思います。また遊びに来てくださいね。