米問屋の仕事が案外忙しいのです。
現在、長谷地区赤田集落のお米を取り扱っています。
地域の資源を橋渡し。
去年の後半あたりから、地域のかたから仕事のご相談を受けることが出てきました。
お話を伺って簡単なアドバイスだけさせていただくこともあれば、ホームページや広報業務を受託することも。
その中で、「農産物の販売代行」は今後もしかしたら増えてくパターンかもしれません。
「毎年買い取ってくれよる店があるんやけど、今年は、扱う商品が増えたからか売れ行きが良うないらしいんや」
長谷地区・赤田集落の某米農家さんからのお電話。
お米が大量に売れ残っているので、インターネット等で販売先を探して欲しいとのことでした。
「分かりました。どこまでお力になれるか心もとありませんが・・・」
「どうして僕に?」
「いや、●●さんが、あんたは米の通販なんかもしてよう売るって聞いたんや」
出てきたお名前は、以前に相談を受けたことのある地元の社長さん。
直接の仕事にはつながりませんでしたが、こうして何かの折にご紹介してくださっているのだと思うと嬉しくなりました。
長谷地区の「赤田」といえばお米、と言っても過言ではありません。
やや高台に位置している小さな村。
・空気が澄んでいる。
・川の上流の山水をそのまま引き込むことができる。
・日照時間が長い。
お米作りにとって理想的な条件が揃っています。
ただし、田んぼの形状はいわゆる「棚田」。
規則的に並んだ田を一望できる場合は「千枚田」と呼ぶようです。
急峻な勾配の中にあって畦の面積も広く、水張り面積の割に手間とコストがかかるのが現実です。
農家さんへのヒアリングのもと、情報を整理して作成したのがこちらのチラシです↓
kajiyanoでの限定販売になります。
着払いで発送も可能ですのでご興味のある方はお問い合わせください!
今日の一句
亀鳴くや 潤み初めたる 千枚田
かめなくや うるみそめたる せんまいだ
季語:亀鳴く(春)
実際には亀は泣いても鳴きません。「春は、亀の雄も雌を慕って鳴く」という想像力豊かな季語です。
「川越のみちのながぢの夕闇に何ぞと聞けば亀ぞなくなる」(藤原為家)が典拠
雨の降りはじめ、あるいは代掻き水を張る日の景をイメージしました。