野蒜食ふ齢同じき夫婦かな

長谷は初夏を思わせる陽気。

毎年の風物詩の中に、ときおり新しい風が吹きます。


ノビルとヤギと町議選。

 

田んぼの畦や裏山の入り口に、青々と草が茂りはじめました。

田舎で暮らす人間にとっては、毎年のストレスの種。

ところがヤギのメエちゃんにとっては至福のシーズンです。

悠々と草を食い、排泄をして、気ままに寝そべる。

外仕事で音を上げそうになる飼い主を横目に、単調で幸せな毎日を過ごしています。

代掻きの後の手作業の仕上げ。半日の作業で体じゅうが筋肉痛に。奥に見える白い点がメエです。

谷間に位置する長谷では、ここ1週間ほど、たくさんの人の名前がスピーカー越しに叫ばれています。

4月22日に投開票を控える神河町議選です。

今回は定数12に対して16名が立候補

各候補たいへんな力の入れようで、多い日は8人ほどの候補の選挙カーと遭遇。(オープンな場所なのでお互いによく見えるのです)

あまりにも車が行き交い、途中で複数の候補がニアミスしている場面もありました・・・

 

「こういう地域でも選挙ポスターがたくさん貼り出されるんやな〜ってビックリしました」

とは大阪から遊びに来た若い子の談です。

 

果たしてどんな結果になるのでしょうか。

山口夫婦は期日前投票を済ませました。

4月19日神戸新聞朝刊より

山口家の食卓には、野草が順次?登場。

先日はノビル料理のオンパレードでした。

野草は下準備がたいへん(妻談)
ノビルの醤油漬け on 冷奴
ノビルのつみれ汁
ノビル餃子。
家族は二人です。

季節のたしかな移ろいを、体いっぱいに感じています。


今日の一句

 

野蒜食ふ 齢同じき 夫婦かな

のびるくふ よわいおなじき ふうふかな

季語:野蒜(春)

二人で囲む、ノビル三昧の食卓。

球根を宿し年々育ってゆくノビルのように(?)、同い年の妻と年を重ねていけたらと思います。

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