姫路で暮らす甥っ子たちにとっては「叔父と叔母が住む長谷の家」。
将来どんな風に思い返すのでしょうか。
「長谷のいえ」のお盆
今年もお盆の季節がやってきました。
<過去のお盆記事>
2017 掃苔や小高き丘の水を汲む
2016 朽ちてなお卒塔婆の重し墓参
2015 山あいの一本道の門火かな
例年との違いは、高齢の和尚さん(おっさん ※「しゃっくり」のイントネーションです)の棚経が行われないこと。
そのため今年はマイペースに(?)、家族親戚のみで墓に参り、仏壇で経をあげました。
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犬見川で川遊び
「なぁなぁ、あの川下りれるん?」
甥っ子が指し差すのは向かいの犬見川。
お供え流しや芦刈り以外に入ったことはありません。
「どうやろな。まぁ、行ってみよか」
ちゃっかり水着とゴーグル持参の甥っ子。
葦で手を切らないように注意しながら、ずんずん前進。
「川遊び組」がひとり増え、またひとり増え。
気づけば、義兄と甥っ子2人、従兄弟と従姪2人の計6人。
「この川入るん、何十年ぶりや!」
義兄も興奮気味でした。
川遊び後はシャワーを浴びて、母屋でのんびり。
大人は高校野球やおしゃべり、こどもはトランプ遊び。
「そろそろ帰ろか〜」と声がかかると、こどもたちからブーイングが漏れました。
今年もわたしは「タカッシー」。
こどもたちの遊び相手が主な仕事でした。
他人の子の成長は早いもの。
毎年の変化が面白くもあり、いつまでこんな風に甘えてくるだろうかと思うと一抹の寂しさもあります。
そんな想像を巡らせながら
「タカッシーと呼ぶのはもうやめ!貴士さん、もしくは貴士おじさんと呼びなさい」
と、いまひとつ締まらない命令をしました。
果たして来年は、どんなお盆になることでしょう。
今日の一句
盂蘭盆や子の掌に載せる叩鉦
うらぼんや このてにのせる たたきがね
季語:盆(秋)
念仏や御詠歌に合わせてリズムをとる鉦吾(しょうご)別名「叩鉦」。
託された甥っ子(兄)が、緊張気味にで上目遣いで叩いていました。