母校ではないけれど今や縁ある学校。
神崎高校のPRをお手伝いすることになりました。
地元高校とのコラボレーション
生まれは姫路、母校は姫路高等学校。
ご縁あって、2016年から姫路高校のブランディングに携わっています。
学校案内パンフレット2019制作中
本来、広告代理店は1業種1社。
まだ世に出ていない商品の情報をはじめ担当企業の機密に関わる存在であり、同時にライバル社のPRを担うのはフェアでないからです。
ちなみに電通は大手通信会社など同業種を複数社担当しているケースが少なくありませんが、社内でセクションを分けて情報が漏れないような体制がをとっていると言われています。
ただ厳密に考えると、A社の利益が他業種B社の利益を奪うということもあるわけで・・・
人間関係と同様
「あちらを立てればこちらが立たず」。
そのあたりが、広告業の「業(ごう)」なのかもしれません。
脱線してしまいましたが、本題。
今年1月、kajiyanoでのカレンダー市が神戸新聞に掲載されたタイミングで、県立神崎高等学校の校長先生がkajiyanoにお越しくださりました。
伺うと、姫路高校の校長先生とも旧知の間柄。
あれこれ話に花が咲きました。
後日、教頭先生も来訪。
そして入試の時期をはさんで先日妻と高校を訪れ、いくつか具体的なテーマについてPRのお手伝いをさせていただくことになりました。
姫高とは今年度で3年契約が切れるのでちょうど入れ替わりになる想定をしていましたが、少なくとも1年延長。
姫高校長に仁義を切り、両校に携わらせていただくことになりました。
まずは生徒たちが作った木工椅子のkajiyanoでの展示・PR。
それと、忘れ物の傘のリサイクル。
まだアイデアを練っているところではありますが、「話の種まき」としてここに書きます。
神崎高校との思い出
神崎高校は、「ディスカバリーハイスクール」というコンセプトで劇的な変身を遂げたことで知られています。
当時の取り組みが市販の書籍にもなっています。
現在も、町内施設の木工品作りやお年寄りとの交流など地域とつながる活動にも精力的に取り組んでいるイメージがあり、真面目な生徒たちの印象があります。
というのも実は、一度神崎高校の生徒に助けてもらったことがあり・・・。
恥ずかしながら粟賀のローソンでバッテリーが上がってしまった時のこと。
自転車で通り掛かった神崎高校の生徒数人が歩み寄ってきました。
「大丈夫ですか?」
初めてのバッテリー上がりで動揺するおじさん(わたし)を横目に、事態を把握した彼らは近くの自動車屋さんにSOS。
これまた親切な自動車屋さんのおかげで、事なきを得ました。
Hモータースさん、あの節は本当にありがとうございました。
「こんなにも自然に、人助けができる生徒たちなのか・・・」
校風や特色を、町内外に伝えていくことで「恩返し」ができたらと思います。
今日の一句
高校に忘れし傘や花曇
こうこうに わすれしかさや はなぐもり
季語:花曇(春)
神崎高校に通った生徒や保護者が忘れていったであろう傘の数々。
白く曇った空の下、桜が美しい日でした。