青空の下の「百姓仕事」。
今、その価値が高まっているかもしれません。
コロナ禍の今こそ、農業?
例年、4月、5月は地域の繁忙期。
村の総会や溝掃除、イネの苗づくり準備〜配布、田植え、消防団の操法大会練習・・・
仕事への影響が無いと言ったら嘘になります。
ところが今年は操法大会が中止。
コートが使えないのでテニスの練習やレッスンも取りやめ。
結果的に、百姓仕事に使える時間が増えました。
今思う農業の特徴をいくつか。
3密にならない
新型コロナ感染症の感染拡大を防ぐためには、「3密」が重要と言われています。
つまり、密閉、密集、密接の3つを避ける。
このどれにも当てはまりにくいのが、農業です。
最近村の人と話していてよく出るキーワードが
「農業は3密になりようがないがい」
たしかに、圃場は密閉空間にはなり得ません。共同作業になったとしても、適度に人との距離も取れます。
食糧の自給
東京都知事の「スーパーも密」発言。
買い物頻度を下げること、複数での買い物の自粛が要請されるなど、今後は食料確保の行動もリスク源のひとつになります。
全ては難しくても、なるべく作物を自作、あるいは地域で確保することで感染拡大リスクを下げることにもつがなります。
運動効果/ストレス解消効果
運動不足によるストレスや肥満も心配されている中、農業や山仕事は、副次的にエクササイズにもなります。
特に、以前にも書きましたが水を張った田んぼの中を歩くのはなかなかの重労働。
足にオモリをつけてプールを歩くようなものです。
必ずついてまわる翌日の筋肉痛が、運動効果を物語っているのではないでしょうか。
特に米づくりについては、昨年、長谷の歴史に残りそうな凶作に終わったので、なんとかリベンジしたいところ。
今年は、田植え前の代掻きなど今のところスケジュールどおりに進行中。
少しずつ仕事も入ってきているので、夏以降どんな状況になっているか読みきれないところはありますが、なんとか今のペースをキープして「去年以上の収穫」を目標に掲げたいと思います。
(目標が低すぎると先輩方に言われそうですが・・・)
今日の一句
畔板にテープの目貼り初蛙
あぜいたに テープのめばり はつかわず
季語:初蛙(春)
「安物は、すぐあかんなる」
言われたとおり、機械をぶつけたり草刈機の刃を当てたりしてボロボロの塩ビの畔シート。
捨てるには惜しく、穴という穴にペタペタとテープを貼って歩きました。