蜩や夕餉の皿のつややかに

『谷間の家さんきら』には、ときどき遠方から思いがけない来客があります。 しかし今回は、おどろくほどご近所から。 若者の田舎暮らしといえば・・・”消防”! 今だから正直に告白します。 わたしがひそかに心...

山あいの一本道の門火かな

先祖がつどう、盂蘭盆会(うらぼんえ)。 一年に一度、ご先祖とじっくり向き合うひとときです。 慌ただしき長谷のお盆 この時期、和尚さん(頭にアクセントで「おっさん」と呼ばれます)は大忙し。 長谷では禅宗...

浅春のこきりと首の痛みかな

「鬼は~外、福は~内」。 どこか胸おどる節分の日。 あろうことか、わたしは首と肩のはげしい筋肉痛で一日中もだえ苦しんでいました。 春の兆しと「豆まき」 節分の記事を書こうと思っていたのに、まさかの体調...

福引の夫婦で分ける券二枚

新年の恒例行事、「福引」。 かつてはお餅をひっぱり合って、ちぎれた餅の大小により吉凶を占ったそうです。 2集落共催の大イベント はじめて参加する「大日さん(大日堂)」の福引。 規模や商品の内容は分から...

山猿の高みに啼きてとんどの火

田舎の暮らしと焚き火は切っても切り離せません。 14日午後、一年の節目となる新年の「とんど」の火が焚かれました。 小さな村の小さな「とんど」 伊勢講の際に「14時から大歳神社でとんどをする」と聞いてい...

伊勢遥か講に添えたる蜜柑かな

1月11日。 隣保の新年最初の集いである「伊勢講」が行われました。 伊勢講とは 「次は年明けの伊勢講の集まりですね」 大歳神社での年迎えの際にそんな会話を交わしていましたが、そもそも伊勢講とは何なのか...