朽ちてなお卒塔婆の重し墓参

親類縁者が一堂に会するお盆の時期。 先祖のことを間近に感じる数日間です。 長谷のお盆 お盆の長谷は、独特の賑わいがあります。 日ごろ見かけない車が家々に並び、家族団らんの景を思い浮かべます。 旧蘆田家...

畦に立つ妻の見守る田植かな

今年の苗は、すこぶる元気だそうです。 いよいよ田植えがはじまりました。 苗受け取りとハウス解体 気候の影響か今年は苗の成長が早かったようで、水稲農家への苗配りが、当初の予定より3日前倒し(11日)とな...

永き日やペンを手に待つ播但線

田舎の電車を待つ時間は、考えごとをしたり、手書きでメモを取ったりするのにもってこいです。 ところで、播但線の中でもひときわ冷遇されている駅がひとつあることを、皆さんはご存知でしょうか。 地域のシンボル...

庭先の一本桜の咲きて散る

例年より早く満開をむかえた桜が、少しずつ散り始めています。 わたしが暮らす村では、4月第1週に集落の総会、第2週に隣保の総会が行われました。 「村の住民」であるということ 総会の議題は多岐にわたります...

徐につかむポストの余寒かな

隣保の来年度役員改選が行われました。 ”限界集落”の未来やいかに。 村のさまざまな「役」 わたしたちが暮らすのは、神河町長谷の大川原という集落。2つの隣保に分かれています。 うち第1隣保は、現在山口家...

其処此処に知らぬ顔あり夕焚火

「犬塚」の由来 田舎に限りませんが、土地や神社仏閣の「名称」にはルーツがあります。 長谷郵便局の脇を登ったところにある「犬塚」という小さなお堂。その由来は、神河町中村の「播州犬寺」の伝承に紐づいていま...