4年目の春にして、はじめて。
我が家の納屋で、燕が営巣中です。
福を呼ぶ?ツバメの巣づくり
ちょうど2年ほど前に記事にしていますが、わたしたちが暮らしはじめてから、ツバメが下見に来ていたこともありました。
今思えば、それはあくまでリサーチの一場面。
結果的に巣を作ることはなく、敷地内にフンの跡が残っただけでした。
時を経て、2017年春。
わが家の納屋にツバメが頻繁に出入りするようになり、ついに営巣を始めました。
日中にこっそり観察していると、2羽のツバメが納屋に出たり入ったり。
今朝は、竹竿に並び立つ2羽がキョロキョロと周りを見回したあと、向き合ってピーチクと会話?をしている場面に遭遇しました。
(エサや外敵についてのリサーチでしょうか?)
昔からツバメが巣を作るのは縁起が良いことだと言われています。
理由のひとつは、空気や雰囲気=”気”の流れが良い場所といえるから。
”ツバメは渡り鳥だから、色々な環境を察知するその鳥が、居心地の良い環境を選んで巣を作るわけだから、温度湿度的に考えてもいい家と言えるのではないか。
確かに自然の摂理に適った家は風水的にも良いみたいですし、総じて良い家として縁起がいいと言われます。”
もうひとつの理由は、人の出入りが多い=活気があり栄えている家といえるから。
そう聞くと、思い当たるところがあります。
まず、kajiyanoができてから間違いなく人の出入りは増えています。
またわたしたち自身も、母屋とオフィスを頻繁に出入りすることに加えて庭の手入れや農作業の準備や片付けなどで以前よりも敷地内を動き回ることが多くなっています。
「どうやらこの家は安心して子育てできそうだ」
そう考えてくれたのだと思うと、ちょっと嬉しくなります。
ただし、ツバメといえばお約束のトラブルが「フン」の被害。
今はそっとしていますが、巣づくりがひと段落したら何かしら対策を講じようと思っています。
↓先人たちの知恵の数々。ビニール傘を逆さに吊るすという発想は無かったです・・・
なんにせよ、季節も良くなり家がにぎやかになるのは喜ばしい限り。
ツバメとのしばし共同生活を送りたいと思います。
今日の一句
干し藁の 軒に忙しき 初燕
ほしわらの のきにせわしき はつつばめ
季語:燕(春)
わが家では、納屋の脇の竹竿に稲藁を干しています。
どうしても地面に藁が散らばるのですが、燕が営巣をはじめてから掃除するにもできなくなってしまいました。
どの俳句も、心が洗われる感じでとても素敵だなと思い読ませていただきました。
そして、こちらの文章、心がほっこり温かくなりました。
今日、たまたま見つけたこのブログ、また読むせていただきますね。
くうちゃん様
嬉しいコメントをありがとうございます。ブログを続けていて良かったと思えます。
すっかりわが家の一員となった燕たちですが、観察していると、どうやら今2つ目の巣を作っているようす。
干している稲藁が散らばっていて気づきました(笑)
自然にある材料と唾液で自分たちの家を作り、餌を捕まえてきては子どもに与え・・・
この営みが古来から受け継がれ続いていることに凄みすら感じます。
なかなか満足のいく句はできませんが(バックナンバーの記事の句を手直しすることも少なくありません)
なるべくエッセイの内容と調和するような俳句を添えるよう心がけています。
更新が遅れてしまうこともありますが、ときどき覗いていただけますと幸いです。