移住のきっかけはさまざま。
神河では、町による移住バックアップもあります。
移住と交流のあいだ
地縁も何もなく、ピンポイントで「長谷に移住したい」という人はなかなか居ないと思います。
しかし、田舎版コワーキングスペースkajiyanoという場を2年と少しばかり運営して分かってきたことがあります。
それは、若い世代でもさまざまな理由で「今いる地から移り住みたい」という想いを持っている人は少なくないということ。
特に初めて来られる利用者さんとお話していると、場の力なのかその人の物語が浮かび上がってきます。
離婚、同居、転職、起業・・・
気づけば人生相談のような時間になることがしばしばあります。
時には、移住も視野に入れた会話にも。
「本当は田舎で暮らしたいと思ってて・・・」
「奥のログハウスって、空きはあるんですか」
まさにその人の「人生」に影響するテーマ。
「あくまで情報提供だけ・・・」と、周辺に移り住むためのプロセスや選択肢を提示だけするようにしています。
すると中には、積極的に検討される方も。
「アトピー持ちなんですけど、神河に来ると体が楽になるんです」
それならば、とご紹介したのが「神河町定住促進空き家活用住宅」。
>神河町では、地域活性化と地域コミュニティの醸成を目的に、本町に居住する意思のある方に対し、空き家を改修し、賃貸住宅を整備しました。
このたび、神河町長谷(はせ)地区に3戸整備し、入居者の募集を行います。
神河町定住促進空き家活用住宅|神河町 公式サイト
町が空き家を改修して賃貸移住を募る、新しい取り組み。
すぐ住める状態で、家賃も手ごろ。
わたしたちが相談を受けたご夫婦は、早速この連休に下見に行かれることになりました。
本日時点で物件は3軒とも未成約。現在計5組ほどが検討されており、GW中も見に行くことができるそうです。
さらには、移住者向けの支援事業も。
引っ越し代補助、リフォーム補助、上下水道の工事費が必要な場合の補助、空き家を活用した起業の支援・・・ .etc
移住者ながら「移住者優遇されすぎやろ!」とツッコミたくなるような充実ぶりです。
最新情報は町公式サイトをご参照ください。
兵庫県下で移住希望のみなさま、神河、そして長谷での暮らしはいかがですか?
今日の一句
桜蘂降りみづうみに漂へり
さくらしべふり みづうみに ただよへり
季語:桜蘂降る(春)
幾日かの雨を経て、山桜はすっかり緑。
雨水の小さなプールに、真っ赤な桜の蘂が漂っていました。