竹炭を茣蓙に広げる野分あと

「台風が来る!」 と聞けば、一斉に家を閉めて納屋や屋内に道具を避難。 台風が去ったあとの村の動きも、これまた電光石火でした。 台風が長谷を通過! 24日夜から未明にかけては、神河町もたいへんな暴風雨に...

蜩や夕餉の皿のつややかに

『谷間の家さんきら』には、ときどき遠方から思いがけない来客があります。 しかし今回は、おどろくほどご近所から。 若者の田舎暮らしといえば・・・”消防”! 今だから正直に告白します。 わたしがひそかに心...

山あいの一本道の門火かな

先祖がつどう、盂蘭盆会(うらぼんえ)。 一年に一度、ご先祖とじっくり向き合うひとときです。 慌ただしき長谷のお盆 この時期、和尚さん(頭にアクセントで「おっさん」と呼ばれます)は大忙し。 長谷では禅宗...

赤蜻蛉田ん圃の空を低く翔ぶ

骨を折ってから、今まで自分がしていた外作業は妻まかせ。 しぶしぶながら毎日水の管理をしてくれており、おかげで順調に穂が実ってきています。 待ちに待った出穂 今年の長谷の米作りは、ゴールデンウィーク明け...

新妻の寝顔涼しき星の夜

「亭主元気で留守が良い」。 まさか、この年齢で妻に言い放たれるとは予想だにしませんでした。 記念すべき100本目の記事です。 夫のケガが妻のノイローゼをひき起こす!? 「頭では分かってるんやけど、イラ...

夏河の石かるがると子等の越ゆ

突如はじまった、松葉杖生活。 「全治2ヶ月」という診断をふまえて、その間の遠出をはじめ、予定が次々とキャンセルに。 経緯と現状をしっかり見つめて、はからずも生まれた「時間」を活用したいと思います。 振...