掬いつつ手にあまりたる春の水

「新妻や 弥勒の手なる 春の暮」と詠んだのは昨年の春。 パートナーとの絆は、形を変えながら年々強まっていくのかもしれません。 春のもの想い 「山口さんとこは、いつも一緒におるなぁ」 と言われます。 実...

一羽来て一羽また来る春隣

いよいよ、暦の上では冬も終わり。 この季節も田んぼの手入れがあります。 米農家の冬 とある日の夕方。 妻とお客さまを見送ったあと、田んぼ越しに区長の姿が見えました。 手招きされて駆けつけると、「(水を...

先頭のランナー北風(きた)をしたがへる

町内外のスポーツ愛好家が神河に集う一日。 神河マラソン大会に運営スタッフとして参加しました。 多自然地域ならではのマラソン大会 「第41回神河マラソン大会」が1月31日に開催されました。 寺前の神河町...

豆の粒選り分けてゐる師走かな

全国の地方自治体に広がっている地域おこし協力隊。 神河町では、初の隊員が奮闘しています。 「味噌づくり体験イベント」by地域おこし協力隊 一口食べればその虜になる、手作りの味噌。 神河町作畑の『やまび...

松過ぎの仏前の茶の香りかな

1月は、1年のはじまりの月。 所属する俳句結社『姫路青門』の新年句会が姫路市文化センターにて執り行われました。 新年恒例の句会 姫路青門では、東西でご活躍中の先生方も結集して、毎年1月に句会を兼ねた新...

口元の角度を保つ雪達磨

ようやく、山間部の冬らしい気配が漂ってきました。 夜が明けると、そこにはまぶしいほどの雪景色が広がっています。 雪のシーズン到来! 昨年の冬は、あまりに厳しい寒さと灯油価格の高さに泣かされましたが、う...