年間を通してみれば、農閑期。
その中でも、やることはあります。
コメ農家の冬
最近の農業関係の話題。
①ぼかし肥料づくり
わたしたちのグループの田んぼは、冬場は湛水(3月まで)
水量を管理する、いわゆる「水見(みずみ)」だけなので少しゆったりした時期と言えます。
しかし忘れてはならない大きな仕事があります。
それは、春先に使用するぼかし肥料づくり。
「そろそろ春のぼかしを作ろう思うんやけど、来週ぐらい都合どないや?」
節分会の時分にリーダーから予定を聞かれ、
「あ、もうそんな時期か!」と思いました。
いつもスケジュールに追われているわたしです・・。
同グループでは、2年前から有馬温泉の老舗旅館と年間トン単位で契約。
春先だけで、必要なぼかし肥料は、3農家あわせてなんと約1.5t。
10kg袋を150!
と言ってもあまり大変さが伝わらない気がしますが、、使用している工業用のミキサー1回分で3〜4袋なので結構な重労働なのです。
保田ぼかしに興味のある方は、各地で開催中の有機農業教室にぜひご参加を!「食」だけでなく「生き方」も考えさせられる講座です。
↓こちらにも写真があります。
田舎暮らし・カクレ畑 公式Facebookページ
②農閑期の営業?ヤマダストアーに定期出張
バイヤーさんから「毎月何かしら店頭イベントをやって欲しい」というリクエスト。
「いえ、さすがに毎月できるかはちょっと・・・」とお答えしたのですが、気づけばお店のニュースレターにしっかりと掲載。。笑
2月は、「炒り玄米」のレシピ提案と「炒り玄米あられ」の試食を行いました。
<参考>話題の「炒り玄米」を知ってる?作っておくと凡庸性が高い炒り玄米の基本レシピとアレンジ|たまな商店
今回は、外が寒かったため店内で実施。
正直、前回までのおにぎり試食のほうが反応が分かりやすかったのですが興味深そうに作り方を質問してくださる方もおられました。
「ブースがない分、ユニフォームに工夫が必要だったな・・・」
「通行のじゃまにならないよう気をつけないと」
「お年寄りが噛むには堅すぎるような気も・・・」
やってみて、反省点がたくさん。。
まさに毎回、トライアンドエラーです。
お米自体も、来年またうまく育ってくれるか保証はありません。
失敗も糧にして、夫婦で歩んでいこうと思うバレンタインデーです。
今日の一句
農夫婦連れ立つバレンタインの日
のうふうふつれだつバレンタインのひ
季語:バレンタインの日(春)
店頭イベント当日は、バレンタインデー。
いっしょにいる時間が長すぎるからか、残念ながら妻からチョコレートはもらっていません。